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本記事の内容
・ IHの仕組み
・IHのメリット・デメリット
・IHの電気代とガス代の比較
・IHの出荷台数推移と満足度
・IHのお手入れ方法
この記事を書いた人
わたしは省エネリフォーム会社で勤務経験があり、オール電化の営業などを行っていました。
そのため、IHのメリットだけではなくデメリットについても十分理解しています。
下に目次を作っておりますので気になるところからご覧ください。
目次
IHの仕組み
IHとはインダクションヒーティング(電磁誘導加熱)のことを言います。
IHは磁力発生コイル(誘導加熱コイル)に電流が流れることで磁力線が発生し、この磁力線が金属の鍋を通る時、うず電流に変わり鍋の電気抵抗によって、発熱する仕組みとなっています。
このような仕組みから、IHヒーター自体は熱を発しておらず、上に置かれた鍋の底面部のみが発熱していることになります。
鍋の電気抵抗によって発熱する仕組みのため、トッププレートの上に鍋などを置かなければ加熱はされません。
そのためガスコンロのような空焚きの心配もなく、安心して利用することができます。
IHのメリット・デメリット
IHのメリット① 火を使わないから安心
ガスコンロは火を使いますので、消し忘れやガス漏れ、やけどの心配がつきものです。
IHであればそんなことは一切ないため、特に高齢の方やお子様がいる家庭では安心して使うことができます。
IHのメリット② 快適な環境で調理が可能
ガスコンロは調理器具の底から火の熱が空気に伝わっていき、室温が高くなってしまうので、夏場などは暑い思いをしながら調理しなければなりません。
IHであれば鍋やフライパンがヒーター部分と密着していることにより、熱が空気に伝わりづらく暑くなりにくいことから、快適に調理をすることができます。
IHのメリット③ 掃除が楽
ガスコンロは掃除するために、いくつものパーツを外して掃除する必要があります。
IHであれば天板がフラットなため、汚れてもさっと拭くだけできれいにできるため、キッチンを清潔に保つことができます。
IHのデメリット① 停電時に使えない
IHは電気で動くため停電時には使うことができません。
万が一の停電に備えたい方は蓄電池を導入するか、卓上のガスコンロを購入しておくことをおすすめします。
蓄電池については下記の記事で詳しく説明しています。
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IHのデメリット② 使える鍋やフライパンが限られる
IHヒーターは材質や底の形状などによって、使える鍋やフライパンが限られます。
新しく鍋やフライパンを購入するときは、「IH対応」と表記された鍋やフライパンを購入しましょう。
IHのデメリット③ 鍋やフライパンが振れない
IHは磁力線で鍋底を加熱する仕組みなので、鍋やフライパンをIHに常に乗せておく必要があります。
そのためチャーハンなど、鍋やフライパンを振るような調理はできません。
IHは鍋の中を均一に加熱することには適していますが、鍋やフライパンを振ったりすることには適さないことを覚えておきましょう。
IHの電気代とガス代の比較
IHの電気代は、JEMA・IH調理器技術委員会による調べでは、1年にかかる電気代は約12,240円(税込)となっております。
対してガスコンロのガス代は、東京ガスによる調べでは、1年にかかるガス代は約12,515円(税込)と非常に僅差です。
そのため、IH単体で光熱費の削減に繋げることは難しいものの、エコキュートと組み合わせてオール電化向けの料金プランに変更することで電気代の削減効果が見込めます。
ガスコンロからIHへのリフォームを検討される方は、併せてエコキュートを導入することをおすすめします。
IHの出荷台数推移と満足度
IHクッキングヒーターはそのお手入れのしやすさと安全性からシェアを拡大しています。
下記は日本電機工業会のデータですが、2018年には1,300万台もの出荷台数となっています。
また、実際にIHを購入して利用した方の、約97.5%もの方が満足しているとの調査結果もあります。
出典:東京電力HP
IHのお手入れ 焦げの落とし方
IHは調味料のふきこぼれや油の飛び跳ね、鍋底の汚れなどにより、表面に焦げが発生することがあります。
焦げの落とし方もいくつかあるのでご紹介いたします。
専用クリーナーを使う
IHの焦げ落としは、専用のクリーナーを使うことをおすすめします。
こちらの商品は「有吉ゼミ」でも紹介された、高級ホテルなどでも利用されているクリーナーです。
面倒な二度拭きも必要がなく、成分がミネラルなので手荒れの心配もありません。
重曹とサランラップを使う
IHの焦げ落としは、軽微な焦げであれば重曹とサランラップでも落とすことができます。
手順は下記の通りです。
- 重曹2:水1の割合を混ぜあわせる
- 混ぜ合わせた液体をIHの焦げ部分に塗る
- サランラップを丸め焦げ部分をこする
- タオルや雑巾でふき取る
まとめ
本記事では、IHのメリット・デメリットからお手入れ方法まで、IHの疑問について解説いたしました。
IHについてはデメリットもありますが、それを大きく上回るメリットもあるため、導入を検討している方はまずは見積もりをとってみることから始めてみましょう。
今回はこの辺にしておきます。
最後に、おすすめの無料一括見積りサイトをご紹介しておきます。
約1分の簡単入力で複数社に見積もりを依頼できますので、気になる方は下記からどうぞ。
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